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自分の足で歩き始める

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こんばんは♪

くろです。

とんでもなく遅れましたが、明けましておめでとうございます!

みなさんは、どんなお正月を過ごされましたか?

そして、一年の過ごし方に何か決意をされましたか(*^^*)?

私は、お正月は笑ってはいけないを繰り返し見ては笑い倒したお正月でした( *´艸`)

そして、新年の抱負は「今年は自分の足で歩きはじめる年にしよう」と決めました。

これは、2年前この病気になって、闘病していく中で自分と向き合うきっかけをくれ

て、それまで自分の中の違和感に気付きながらも、よく分からないままで。

病気をきっかけに、私はこんなに生きづらさを抱えていたんだと気付いて。

自分で自分のことがよく分かっていないことも発覚し( ;∀;)

大混乱の2年でした(´-ω-`)今もまだ彷徨っていますが?

そしてその原因が自分で自分を生きていなかったことにあるのだとやっと気付いて、何

とかその事実を受け入れることができて、2年かけて、やぁーーっと自分の人生を自分

の力で生きていくぞって思えるようになってきたので、今年はついに始動の年なので

す!

人への依存を断ち切って、自分の意志で、自分の力でできることから始てみようという

気持ちになったことから「自分の足で歩き始めよう」という決心に繋がったのですが、

なんのこっちゃという感じですよね(・´з`・)

 

 

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みなさんは今NHKでやっている「お母さん、娘をやめていいですか?」という番組を

知っていますか?

母親と娘の人間の境界線がなく、母親は自分の愛されなかった過去から寂しさを抱えな

がら生きていて、愛情という建前で娘を無意識に支配し依存させることでそれを満たそ

うとする。娘も物心ついた時から母親の顔色を見て、自分の意志はないものとして母親

の言う通りに依存して生きていく。

そんな中で娘は、お母さんと私は違う。これではいけない、自分の力で生きていかなく

ては、と立ち上がっていくドラマです。

 

これがまさに私の今の状況です。

正直、こんなタイミングでこんなドラマがやることにとても驚きました。

実はこういう親子って多いのかな?

母親との愛着形成が、その後の全ての考え方や人間関係の基礎になるんですよね。

どうにもならないことだと分かっていても、何十年もいい子を演じてきちゃって、私の

人生返してよって、お母さんのクローン人間になっちゃって、こんな自分のない人間に

なっちゃってどうしてくれるのよって、随分母親に憎しみを抱きましたし、自暴自棄に

陥りました。

ここから這い上がるのに1年以上もかかってしまいました。

でも今は、もうありません。

たくさんの人に支えてもらって、ここから自分で自分を生きていくしかないんだと、思

えるようになってきました。

 

母親との愛着形成がうまくいっていないらしい私は、極度に自分に自信が持てなかった

りして考え方がひねくれているようで、これからも苦労するんだろうな~とは思います

が、少しでも楽しく生きられるようにしていこうと思えるようになっただけ、進歩なの

でしょう(・´з`・)

ということで、ごめんなさい(´・ω・`)

少し重苦しい話になってしまいました?

 

そんなこんなで、今年の抱負である、「自分の足で歩き始める」がテーマのお話です!

 

車を手放した

 

今年まずやったこと。それは、車を手放しました。

ほんとに自分の足で歩き始める年になってしまいました(´・ω・`)

そんな予定は全くなかったのですが、皮肉なことに、決意早々有言実行です!?笑

私の趣味はドライブです。いや、ドライブでした。

私は、車好きな一家に育ったこともあり、車が割と好きです。

何より、運転が大好きです。ド田舎で生まれ育ち、車がないと生きていけないので、運

転時間は比較的多いのですが、みんなに通勤時間の長さを同情されても、ドライブ時間

を苦に感じたことはありません。

国内どこへだって、楽しくドライブできます♪

だから、4年前、長年欲しかった大好きな車を購入し、相棒として一緒にあちこち走り

回って楽しい日々を送っていました♪

その間追突事故も数回ありましたが、幸いトラウマになることもなく、相棒と楽しい時

間を過ごせていたのです。

 

しかし、そんな私にも大きな転機が起きます。

それは、やっぱりこの脳脊髄液漏出症です。

この病気をしてから長時間運転ができなくなってしまいました(´・ω・`)

異様に首や背中が凝るので、何度かトライしましたがダメージが大きく、自然と車での

遠出もしなくなっていた今日この頃です。

しかし、この相棒を手放そうなんてこれっぽっちも考えたことはありませんでした。

入院中は、ドライブすることを楽しみに、ドライブ計画を励みにしたものでした(*^^*)

近くにいてくれるだけで満足でしたし、短時間でも快適な空間でしたから。

というか、便利な車生活にどっぷり10年以上浸かっているので、何より車がない生活

は考えられません(T_T)

ところが、本当に不思議なもので、車を意識した訳でも何でもないのに、今年の目標を

「自分の足で歩き始める」と決めてから、まずは身の回りの整理をしようと思いまし

た。私にとって必要なもの、欲張って持ってしまっている不必要なものは何だろうと考

えました。

すごく悩むかと思いきや、苦しみながらも自分を素直に見つめると、すぐに分類されて

しまったんですね。

いつの間にか相棒を始め、自分の欲深さや虚栄心で、本来の自分には管理しきれないも

のや不必要であるものを周りに置いて、素敵な人になったつもりになって、本当に必要

なもの、大切にすべきことが見えにくくなっていたんだなぁーと、気づきました。

自分の嫌な面と直面します(>_<)

 

車を手放してから

 

相棒とのお別れはとても寂しく、涙涙のお別れでしたが、お陰でなんだか頭の中がスッ

キリして頭と心が澄んでいる感じがしています。もっと後悔すると思ったのに、後悔は

ありません。

車がない生活は不安でしたが、車がなければないなりに工夫してみようと思えるように

なり、自分の足で歩く時間が何倍にも増えました。

そして、バスや電車の路線図を眺めるのが一つの楽しみになり、運転している時は気付

かなかった道やお店の発掘ができたり、今まで知らなかった地域のサービスを知った

り、車では気付けなかった発見がたくさんあって、車生活の時の何倍も刺激的な毎日に

なりました。

 

走れるようになった!20m・・・?

 

それから、バス停までの距離は150m程あるのですが、ギリギリに出てしまう日は

「やばい!間に合わない(; ・`д・´)」と自然と小走りになります。

私はブラッドパッチをしてから、背中の癒着なのか、走ると背中が痛くなるし、足は痺

れてくるしで、怖くて走ることができなくなりました。

しかし、この、日々の時間に追われる訓練のお陰で、20mくらいほぼ全力で走ること

ができるようになっていたのです(;・∀・)

走った後は背中を始め全身が痛いので、いいのか悪いのかよく分かりませんが、とりあ

えず漏れてはいなそうなので、スパルタ気味にやってみてしまっています。

というかやらないとバスに間に合わないのですが(ノД`)・゜・

 

そんなこんなで、自分の足で歩きはじめたことで、心身共に想像もつかなかった変化が

見られたー!というお話でした( *´艸`)

 

今年の最後にはセロトニンもたくさん分泌されるようになり、幸せに感じることが増え

て、筋肉も増えてシェイプアップ効果もありました♡と言っていられたら

いいなぁ~ 笑

 

読んで下さってありがとうございました♪

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点滴と患者のQOL

こんばんは♪

くろです。

もう今年も終わろうとしていますね(*^^*)

私は昨日無事に仕事納めをし、今日から正月休みです♪

今年も無事に1年仕事をできたことに、達成感でいっぱいです!!

たくさん行き詰まることもあるけれど、やっぱり仕事ができるというのはとても嬉しい

です。

お休みは5日間あるのですが、何をしようかまだ悩み中です・・💦

今年も笑ってはいけないを見て笑って年を越えられそうで、これもまた幸せです♡

みなさんはいかがお過ごしでしょうか?

 

 

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さて、私は看護師をしています。

点滴をされる患者様も多く、やはり看護師にとって点滴は身近であり、看護師

としての基本的な技術でもあります。

しかし基本的でありながら、同時にこの技術向上は永遠の課題ではないかと思います。

と、いうことで、本日は点滴についてです!

点滴を巡っては、「患者VS点滴」編と「点滴の入りにくい血管VS看護師」編がある

と私は思いますが、本日は「患者VS点滴」でいきます( *´艸`)

今日は看護師であることを棚に上げて、思いっきり患者さん目線で話したいと思います

(*‘∀‘)笑

 

患者と点滴の闘い

 

私は入院するまでは、点滴をさせてもらう側でした。

患者さんからの声や、想像のつく範囲で配慮をしているつもりでしたが、あんなに不快

なものだとは想像していませんでした(+o+)

患者にとって点滴は闘いです!

私はそう思いました( ;∀;)そして反省しました・・。

 

針を刺す痛みが辛い!

 

点滴の何が嫌かって、まず針を刺さされるところから苦痛ですよね。

特に私は、痛みに弱いです。その上見える血管も少なく、モチモチした感触の肉付きで

血管も細いという、看護師にとっては嫌われ者以外何者でもない血管の持ち主でした。

私が刺す側でも、この手の血管は苦手です。俗に言う「相性が悪い血管」です 笑

そんな自分の血管が悪いのですが・・悪いのですがー( ;∀;)

4回を超えて失敗されると、涙が出てきました(´・ω・。)

看護師なので気持ちは分かるし、ビービーも言えず、ただただ懐の広い振りをしてやり

過ごすのですが、心の中は大変です(´-ω-`)

看護師さん、お願いだようー。

ちゃんと血管探して~!慌てないでいいから闇雲に刺さないで~!

誰かうまい人来て~!!いさぎよく選手交代してくれぃ!

と必死に耐えるのでした・・。

 

点滴の留置針が動く違和感

 

さて、無事に点滴が入って一安心(*‘∀‘)

と思ったのもつかの間、点滴の針の刺さりどころ次第では、腕を動かした時に針の先が

血管の壁に当たって、痛みや違和感が出るんですよね。

これがまた気持ち悪い。自分でも覚悟して動いても、ふいうちにくるものもあって怖い

し、違和感を感じる度に「ぐわっ(; ・`д・´)💦」ってなってテンションが落ちるのでし

た。

気にしだすと気になるので、気にしないようにするのが至難の業です。

 

点滴の留置が関節付近だと、何もできなくなる( ;∀;)

 

これが大問題です。

点滴は基本落ちむら(点滴の速度が変わってしまうこと)がないように、また点滴漏れ

(点滴の血管外漏出)を避けるため、腕が曲がる位置や、血管が屈曲しているところは

避けて留置します。

しかし、場合によってはそこに留置するしかない時もあります。

私の場合も血管が出にくいことに加え、血管外漏出で血管がつぶれてしまったこともあ

り、関節付近に留置したことも何度かありました。

しかしこれは入院患者の生活の質を落としますね(; ・`д・´)

まず、刺さっている場所によって腕は曲げられないし、ぎりぎりのところに入ってたり

したら、最悪腕を動かすことも禁じられます・・。

点滴が落ちなくなりますから・・。

治療のためとはいえ、これは本当に何もできず辛いですね(>_<)

寝てても腕をまっすぐにしなくちゃいけませんのでストレスMAXです。

そしてとどめに看護師さんに「手を曲げないでくださいね(~_~)」と注意をうけ、

しゅんとすると同時に、分かってら~!でも腕曲げずになんか人は生活できないん

じゃー!いろいろと困ってるんだぞー!と怒りがこみ上げてくるのでした。

 

でも・・私も言っていた( ;∀;)!

これからはそんなところにしか点滴を入れられなかった自分たちの未熟さを反省して、

生活に制限が生じることで困っていることやストレスはないかと聞ける懐を持った看護

師になることを心に誓いました・・・。

ごめんなさい・・。

私たちの技術力や声掛け次第で患者さんの苦痛のレベルは良くも悪くも大きく変わるん

ですよね。

これは、本当にいかなる時も大切にしたいです。

どんなことでもそうですが💦

 

 

点滴のロックが恐怖

 

点滴のロックというのは、点滴を一時的に止める時に点滴の留置針が詰まってしまわな

いように、生理食塩水やヘパリンという薬剤を最後に入れることを言います。

または再開するときにも、点滴の落ちをよくするためにこれらの薬剤を通したりもしま

す。

これが私には恐怖でした・・。

ビュンって薬剤が勢いよく入ってくるので、痛い!!

運よく痛くない時もあるけど、大体痛い。

しかし、看護師さんはおかまいなしにビュンって薬剤を入れてくるので、寝ている時の

ふいうちは、心臓がバクバクして目覚めるほどの恐怖でした。

痛いのでゆっくりお願いします・・。と伝えても、これ、痛いの?とあまり理解をして

もらえず・・。

まぁ、そうですよね。想像もつかないでしょう(・´з`・)

 

だって、私もここまで痛いと思ったことが・・なかった・・!

患者さん、本当にごめんなさい( ;∀;)

これからは痛みを共有し、ゆっくーり入れます!

 

点滴漏れは痛い・・でも限界まで言わない(私だけ?笑)

 

点滴漏れも痛いですよね。

ジンジンしてくるというか・・。

点滴が漏れ続けると、赤く腫れますよね。

薬剤によってはそこが硬くなってしまったり、最悪壊死してしまうこともあります。

点滴が指定量入りませんし、早く気付いて入れ替えるに越したことはありません。

看護師は点滴の管理として、漏れてないかも必ず観察します。

しかし、私は看護師であったこともありマークが甘かったので、点滴を入れ替えたその

日に漏れているという悲劇の予感に気付いても、また入れ替える恐怖に負けて、ギリギ

リまで隠したこともありましたね(・´з`・)

 

点滴が入らない時の魔法の言葉

 

私は、本当に点滴が入りませんでした。

そして、続々と失敗し、選手交代をしていく中で看護師の中にも情報が伝わっていきま

す。

 

くろさん=点滴入らない患者さん=点滴交換となれば必要以上に構える 笑

 

となり、必要以上に構えることで、本来の力を発揮できず、失敗率高くなります。

先入観をまず振り払ってもらわねばなりません(´・ω・`)

もちろんベテランさんはそういった点でもメンタルが強いので、そんな情報に踊らされ

ず、確実に入れてくれる率が高いです♡

経験やセンスもそうだけど、集中力を含め、精神面も重要だと思っています。

私もそうでありたいです・・。

 

ある日、新人さんが受け持ちで点滴交換をしてくれたのですが、

「私で入るでしょうか・・。くろさん入りにくいんですよね。あ・・やっぱり血管もな

いーーー(>_<)」

と入らないモードに突入してしまったのです。

なにせ、前日に7回失敗されてますので私も失礼ながら諦めていました。

しかし、指導していても新人さんが驚く能力を持っていることって何度か目にするんで

すよね。

そこにかけてみました!

「大丈夫ですよん。ここのところ誰でも入ってますよ~」と言うと、ほっとしたのか、

なんと、1発で入れてくれたのです~( ゚🔲゚)!

プレッシャーになると思いきや、他の看護師さんにも試してみたところ、割と効果的で

した 笑

もちろんウソなのですが、みんな信じてくれて、いやそう信じたいのか?笑

先入観が抜けて集中できるようです。

私も点滴をするときは、「今、この点滴を入れなければこの患者さんは死んでしまう」

という気持ちで向き合います。

これは、私が看護師3年目の頃、どうしても入らなくて医師に依頼したときに、その

医師が言ってくれた言葉で、とても影響を受けました。

 

「ここのところ誰でも入ってますよ~」魔法の言葉です。

看護師さんのマインドコントロールお試しあれ♡

効果なかったらごめんなさい( ;∀;)

 

それから、時間がない看護師さんは血管をちゃきちゃき探そうとしますが、見えない時

は闇雲に刺さないで、患者さんにも協力してもらって、じっくり温めること、腕を何分

か下げて血管が見えてくるのを待つことで、大体驚くほど見えてきます。

分かっていても、省きたくなる時間ですが、これをすることで患者さんの負担は大幅に

減ることを身を持って知りました!

 

点滴についてブーブー言いましたが、なんだかんだ言っても点滴が終わるのは不安で

す。お水ちゃんとたくさん飲めるか心配だったり💦

でも、回復に向かっている証でもあるし、やっぱり嬉しいものです。

とはいっても、ずっと四六時中一緒にいた相棒がいなくなるのは案外さみしさを感じ

てしまったりして 笑

体調悪いながら歩くとき点滴棒が少し楽させてくれたり、色んな物をかけてお出かけで

きて何気にいい相棒でもありました(・´з`・)

 

 

看護師くろの学び

 

・点滴は患者のQOLを左右することを念頭におく

・患者さんは点滴にもたくさん我慢をしている

・針はすごい痛い

・血管を探す段階から闇雲に焦らず、温めてみたり血管が浮き出るように体位を工夫す

 るというところを省かない

・その上で患者のQOLをできる限り下げない位置に留置する

・入りにくいという先入観は捨て、血管を見つめること

・可能であれば日中点滴にできるかアセスメントし、夜休めるよう配慮する

・点滴のロックは優しく優しく

そして、

・技術向上を怠らない!

 

うん、本当にいい学びでした。

読んで下さってありがとうございました~☆

よいお年をお迎えください🐓

 

脳脊髄液減少症と心 ~セロトニンとの関係~

こんばんは♪

くろです。最近かなり気温が下がってきていますが、みなさんは如何お過ごしでしょう

か?

寒くなると、身体が固まって、いつもの症状が何割か増しになる今日この頃です

(´・ω・`)

やっぱり身体を温かくして、循環をよくしてあげるのは大切なんですね⛄

 

では、本題へ・・・

今日は、セロトニンについてです。

 

セロトニンとはなんぞや?

 

みなさんはセロトニンという言葉を聞いたことがありますか?

私は、看護師なので、神経伝達物質のひとつであるという認識はあったんですが、

どんな役割があるのか、じっくり興味をもったことがありませんでした。

私が知っていた一般的な知識でいうと、ペットに癒されると「セロトニン」が分泌され

て心が穏やかになる、ということくらいでしょうか💦

しかし、この病気になって、私たちが生きていくために、いや髄液が減ってしまった私

達にとっては更に大事なものだと知り、とても驚きました。

それを知ったのは、昨年の脳脊髄液減少症研究会でのことです。

セロトニンの専門家の有田秀穂先生の講演がきっかけでした。

そして、その中には看護のヒントがたくさん隠れていて、興奮を抑えられませんでした

\(^^)/

私は初めて有田先生の名前を伺ったのですが、後で調べたらとても有名な先生でした💦

もしやみなさんはご存知でしたか(; ・`д・´)?

 

セロトニンの不足はどんなことが起きる?

 

有田先生の講演は「心の怪我をリハビリする:セロトニン生活の勧め」という題目だっ

たのですが、本当に興味深かったです。

・人間は簡単に解決できないストレスが続くと、誰でもストレス性の疾患

に陥る。

 

・そしてストレス反応には二つの反応経路がある。

 

・一つのストレス反応経路はコルチゾールを分泌させ、免疫抑制・高血 

圧・糖尿病・肥満などを誘発する。

 

・もう一つのストレス反応経路はセロトニン神経を障害させ、セロトニン

の分泌を減らしてしまい、うつ病パニック障害・不安神経症などのメン

タルの問題を引き起こす。

 

・ストレスが誘因のセロトニン神経の障害には薬物による対症療法だけで

は不十分で、弱ったセロトニン神経によって折れた心を積極的にリハビ

リする介入が必要。

 

セロトニンを合成するできる際簿は脳幹・縫線核に数十万個の細胞集団

として存在している。その軸索は脳全体に投射し、五つの脳機能に影響を

与える。

 

①大脳皮質に投射して、覚醒状態を最適にする

大脳辺縁系に投射して心の状態を整える

③自立神経中枢に投射して交感神経と副交感神経の平衡を調節する

④痛覚伝導路に投射して痛覚抑制系として働く

⑤抗重力筋の運動ニューロンに投射して、保痛効果を発揮する

 

・これらの影響を持つセロトニン神経は睡眠時にはほとんど活動せず、覚

醒と共に神経反射が持続的の発現する。

 

・その覚醒時の発射活動がストレスによってきちんと発現しなくなると、

朝の覚醒が悪く、ネガティブな気分が強く心のバランスが崩れ、自律神経

失調症が現れ、不定愁訴的・慢性的な痛みも現れ、姿勢や顔つきに緊張が

なくなる。

 

という内容でした。歪んで伝わることがないよう、引用させて頂きました。

髄液の時と同様、また少し専門的な用語が出てきてしまってごめんなさい😣

これらに関しては先生方によって多くの研究がなされた結果とのことです。

つまり、ストレスによってセロトニン神経が障害されてセロトニンの分泌が減ってしま

うと、上にある5つの機能がうまく働かなくなってしまうんですね。

そして、朝の覚醒が悪く、ネガティブな気分が強く心のバランスが崩れ、自律神経失調

症が現れ、不定愁訴的・慢性的な痛みも現れ、姿勢や顔つきに緊張がなくなる、という

ような症状が出てきます。

以前、はじめの頃の回で、私も精神状態がボロボロになって、自分でも驚くほど泣いて

ばかりの入院生活であったとお伝えしたことがあったのですが、きっとセロトニンの分

泌が減っていたのも関係していたのでしょうね😣

 

そして、はじめに書きましたが、なぜ髄液が減ってしまった私たちに関係があるかとい

うと、髄液の中にもセロトニンが含まれているそうなのです。

ということは、髄液が減るということは、セロトニンも減ってしまうのですね。

 

しかし、セロトニンの減少を薬の内服で治療することは対症療法でしかなく、原因療法

ではありませんとのこと。

では、どうしたらいいのか・・・!?

安心してください・・有田先生は教えてくれました(*‘∀‘)

 

セロトニンの分泌を増やすにはどうしたらいい?

 

このような状態に陥ったケースに対して、セロトニン神経を自力でリハビリするには、3つの活性因子がある

①太陽の光

②歩行・呼吸・租借のリズム運動

③グルーミング

①太陽の光

これは、そのままです☀

1日の間で気持ちよく太陽の光を浴びる時間を作る。

 

②歩行・呼吸・咀嚼のリズム運動

この3つはリズム運動というところがポイントで共通しているそうで、

歩行は30分くらい無理ない速さで。

辛い程の速度では、違うものが分泌されてしまうそうです。

 

呼吸は呼吸法を取り入れ、エクササイズとして5分程度行うといいそう。

普通の呼吸では効果がないが、呼吸法ではセロトニンの分泌量が増えたとのこと。

 

咀嚼は、ガムを噛む。

ガムを噛んだら、鎮痛作用が得られた論文もあり、ガムを食べている間に刺激を与えた

ら70%程度まで痛みの反射刺激が落とせたという発表もあるそう。

 

③グルーミング

スキンシップや交流を指し、人や動物と交流しスキンシップをとることで得られる。

私も大好きな愛犬と戯れるだけで、信じられないくらい穏やかになれます。

 

これらの働きによって活性化するのはせいぜい30分から1時間程度とのことですが、

毎日続けることで繰り返しセロトニンの分泌がされ、回路が変化してセロトニン分泌の

高い状態へ戻るそうです。

 

大体1日30分でも3か月続ければ、必ず戻ってくるそうです。

 

つまり、逆に3か月間このような働きかけがない状態が続くと、誰しもセロトニンの分

泌が減り、症状の出現のおそれがあるということだそうです。

だから、うつ病パニック障害等の患者さんが増えている現代の背景には、遺伝的な要

素だけではなくて、車や、パソコン、インターネットの普及により、動くことが減っ

て、セロトニンの神経が弱ってしまっている人が増えているということが影響している

のではないかとお話されていました。

 

私の場合は、無類のガム好きで、10年ほどガムを欠かしたことがない生活を送っていた

のですが、顎も大事だし入院を機に止めよう!と決心をし、なんてタイミングの悪い止

め方をしてしまったのだろうと後悔してます(T_T)

ただ、歩行とグルーミングは私にはとても効果があったのだと今振り返ると思います。

愛犬や大切な人が近くに来てくれるだけで、幸せな気持ちになったり、その時だけ痛み

が和らいだり。あとは、お気に入りのガラスの小物を見ると落ち着きますが、これも仲

間なのでしょうか(´・ω・`)

 

退院後3分で限界を迎えた散歩が、いつしかウォーキングと呼べるレベルまでになっ

て、1日30分歩くことが習慣化してきたころから、顔つきも言うこともしっかりして

きたって言われるようになり、頭も少しづつ働く様になってきて、少し文字を読む気に

なれたり、病態的にも精神的にも体力的にも色んなことが広がったように感じます。

天気のいい日にお散歩をすると、無意識に呼吸を深く吸いたくなって、深呼吸もよく

してましたな。

家から出て外の世界に行けるかもって期待も持てるようになったし、そのお陰で前向き

に頑張ろうと思えることも増えてきて、こうやってきっと相互に色んなことが絡み合っ

ての結果なのでしょうが💦

ただ、私の中でここまで回復できたカギはこの無意識に行っていた、この日常生活の中

の行動の数々がセロトニンの神経リハビリになっていたのは間違いないかな、と思いま

す。

意を決して出発したお散歩が3分で限界を迎えた時、もうだめだと思いました。

再発も怖いし、無理もよくないし、どこまでが体力を回復させるためにしてよい無理

で、どこからが危険な無理になるのだろう・・・と怖くて怖くて。

でも、あの時試行錯誤しながらも、自分にできる範囲で一日10秒でも多く外にいよう

と、1分で帰る日があってもいいじゃないかと自分に言い聞かせ、地道に続けられたこ

とが今に繋がっていると思うと、結果が見えるのは数年後と長い先になっても、諦めな

くてよかったなと思います。

しかし、私は今怠けてできていません。だから、あまり調子がよくないです( ;∀;)

なんだか元気が出ないな~と思ったら太陽の光は出勤の5分、車で行くので歩きもせ

ず、呼吸は浅くなっているし、愛犬とも離れて暮らしているし、こりゃいかんですね。

慌てて、ガムを噛むところから再開しました。

どんなことでも継続できるということは、本当にすごいことです。尊敬します。

自分にできることからコツコツと。気合を入れすぎては、すぐめげる私は、ゆる~く

続けていけたらいいなと思います。

 

以上です★ありがとうございました♪ 

自分にとって大切なことは何ですか?

 

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こんばんは。

くろです♪

 

本日は、少し休憩の日にして、自分の発症について振りかえってみようと思います。

知識になることは書いてませんが、よかったら読んでください(´・ω・`)

 

自己紹介

 

今更ですが、私は今年30歳になります、女です☺

 

看護師歴は10年になります。

 

何か10周年記念に自分にご褒美をあげようと目論んでいます(/ω\)

 

これまで、消化器外科を経て、心臓を深めようと循環器内科と心臓血管外科に勤め、

のりにのってきた看護師7年目でこの病気を突如発症しました(+o+)

 

人生は一度きりだと改めて思い、やれるうちにやりたいことをやりつくそう!をモッ

トーに、焦らず、今は方向を変えて、美容外科クリニックに勤めて看護師をしていま

す。

 

今の夢は、1つずつ自分に力をつけて、この疾患を多く治療している病院に勤めるこ

そして最終目標は、この疾患の看護を形にして、全国で同じ質の看護を提供できる

ように広めていくことす!

 

発症日

 

では、発症日に遡ってみようと思います。

 

私が発症したのは2014年5月28日のことでした。

いつも通り夜勤に行こうと思って起き上がると、

頭にズッゴーンという、とんでもない痛みが走りました。

何かに締め付けられるような、殴られているような。

一瞬何が起きたかわからない程の痛みで、頭痛の反動でそのままぶっ倒れる程でした。

 

気のせいかと思って、恐る恐る頭を上げては、頭痛に襲われ・・また横になり・・。

を何度か繰り返している内に、これは、もう病院にいかないとダメなやつだー( ;∀;)

と薄々気付き始めていました。

昨日まで元気に普通に生活してたのに・・・(T_T)

 

適当に痛み止めを飲んでも効かず、時間の経過と共に、頭痛に伴って吐き気が出てくる

ようになっていきました。そして最後には頭を上げると、毛虫が刺したように全身に痺

れが出現し、トイレに行くのもハイハイでなんとか行っていました(;O;)

 

頭痛を自覚して3時間が経った頃、こりゃもう早いうちにいかないとダメだーと思い、

実家の母親にヘルプ要請して、近くのクリニックに受診したのでした。

 

今思えば思い当たる原因

 

そういえば、今思えば・・というのがいくつか思い浮かびました。

 

①とにかく疲れていた。しっかり栄養のある食事を数日食べていなかった。

 

②エステでリンパマッサージと称して首をゴリゴリされて、すんごく痛かった。

 

③1年前の交通事故の後から体調がおかしくなったけど、ちゃんと病院に通わなかった。

 

④逆にもしや、事故後にたまに通った病院で首の牽引をされていたのがよくなかった?

 

⑤スノボで何度か転んだけど、1回首から転んで星が飛んだことがある。

 

こういうのが全部積み重なって、発症したのだろうか・・と考えています。

何にしても、普段平気でも、病気というのは弱っている時に弱っているところから一気

に芽を出してくるので、過労と不規則な生活は本当ダメですね😣

 

看護師と病気

 

しかし、看護師はダメですね。自分のことをどうしても後回しにしてしまう癖があるよ

うに感じます。

 

というか自分の健康に結構無頓着です(;・∀・)

 

仕事に行きゃとりあえず体調不良は忘れてなんとかなるか精神です。

頭痛が襲った時、まず頭に浮かんだのは自分の身体のやばさより、仕事のことでした。

 

やばい!出勤まであと4時間!今日リーダーだし( ;∀;)

なんなら今日仕上げようと後回しにした委員会の仕事もあるぜ!

人にうつる心配はないし、頭痛くても頭起こさなきゃいけるから、頭下げたまま行って

みるとするかっ!?なんなら寝たまま指示とりぐらいはできるな!

 

と、ぐるぐる頭をフル回転させてました。今考えれば、ちょっといかれてますね・・。

 

ただでさえ人数も少なく、忙しい夜勤。

看護師の人数が一人減ることで、その日の夜勤が大変になることが目に見えています。

そして看護師が一人減ることで患者さんへの看護の質へも影響が及びます。

 

たぶん、いつもより怖い看護師が増えます!・・・ウソです(/ω・\)

 

とにかく、患者さんにもスタッフにもとんでもない迷惑をかけることになるんですよね(;□;)

たぶん、看護師はみんなこの意識が人一倍強くあるんじゃないかなぁーと感じること

が多いです。

といっても、仕事盛りの年代はきっと看護師に限らずどんな職種でもそうなんでしょうが(*^^*)

 

そんでもって、自分の病院に時間外に受診することへの遠慮の心も人一倍強いですね。

忙しい内情を知っているからこそ、スタッフの自分ごときのために手を煩わせるのも悪

いな~と思ってしまうんですよね。そして自分は受診するに値しないくらい、きっと軽

症なんだろうから~と謎の勝手な思い込み率も高いような気もします。

 

だから、まず勝手に自分で適当に薬を飲んで様子を見てしまうという・・・(´・ω・`)

 

看護師と病気あるあるではないでしょうか(笑)

 

仕事より大事なこと

 

この病気をするまで、私は大きな病気をしたことがありませんでした。

ストレスで十二指腸潰瘍になるとか、それもそれですんごく胃が痛くて、患者さんの

辛さを味わえたと思うのですが、入院まですると、経験値は別物ですね。

 

病気が教えてくれることって、確かにたくさんありました。

 

できなくなってしまったことも増えたし、無理もきかなくなってしまったし、辛いこと

もたくさんあったし、今もある。

 

でも、病気をしなかったら見えなかったことが、気づけなかったことが、本当にたくさ

んあったし、今も病気を通して気付くことがたくさんある。

 

「神様は乗り越えらる人にしか試練を与えない」という言葉に色んな感情を抱いたけれ

ど、私にとってこの試練を与えられたことには意味があったな、と心から思います。

 

その一つが、仕事が人生の9割を占め、仕事の鬼のようにがむしゃらに生きてきた私に

とって、初めて「仕事」というものと「働き方」についてきちんと向き合うきっかけを

くれたことでした。

 

辛いことも多いけど、仕事は楽しい。仕事は大事。もっと、もっと勉強したい。

 

でも、仕事よりまず大事なこと。

 

それは、「自分」です。「自分の健康」です。

 

当たり前のことだと思うけど、これより大事なものはありません。

これをなくして、仕事はできません。実感しました。

分かっていても、自分は大丈夫だろうと思ってしまうんですよね。

 

私の場合は、幼いころから健康が取り柄でしたし、仕事への充実感もあったし、仕事に

追われること、1分1秒を争う緊張感のある職場で過ごすこと、夜勤で不規則な生活は

当たり前でしたし、無理している自覚すらなかったので、どこからが自分の身体に無理

になるのかが分からず、とても怖くなりました。

 

余裕を持って自分を見つめてあげることができていたら、もっと早く身体のSOSに気

付いてあげられていただろうと思います。

 

それから、時には周りの人の言葉に耳を傾けることも大切ですね。

家族も友人も「そんなの続けてたら、身体壊すよ」と何度も忠告をしてくれていたの

に、みんなやってることだし、私だけが特別辛いわけじゃない。

みんなは状況をよく知らないからそんなことが言えるんだよ。と聞く耳を持ちませ

んでした。

 

確かに看護師はみんなやっていることです。そして、やらねばならぬ状況です。

へこたれる度に、自分は弱いなぁと思ってしまっていたのでした。

 

でも、きっとこれだけたくさんの人がいて、それぞれの個性を持って生きているのだか

ら、その職場が全てではないのですよね。

 

自分の「個性」を知って、1つでも自分を押し殺さねばならない我慢が減るところ、そ

して1つでも多く自分の個性を活かしてあげられる職場も、他にあるかもしれないとい

う考えを持っていてもいいんですよね。

 

今思えば、前の職場は学ぶことがたくさんあったけれど、自分を活かすことよりも、我

慢の方が圧倒的に多かったなと思います。

そして、自分の「個性」ともきちんと向き合っていなかったことにも気づきました。

 

病気をして、まず「自分」が何より大切なのだと気付いた今、自分自身でも考え方

が大きく変わったなと思います。

 

自分の中で「自分の健康が一番大切」とブレないものができたことで、自分のことを

自分でみつめてあげられるようになりました。

 

調子に乗って無理しすぎてないかな?また熱くなって突っ走ってないかな?

身体におかしいところはないかな?と。

以前は全然利かなかったブレーキが少し利くようになりました(;^ω^)

そのお陰で、目先のことに踊らされず、先のことまで考えて、自分にとって大切なこ

と、必要なことを考えられるようになりました。

 

それから、「人生は一度きり」ということも大事な気付きでした。

 

思うように動くこともできず、ベッドでただ天井を見ているしかない生活を続けている

うちに、本当に人間と死は隣りあわせだなと。人生はある日突然変わってしまうんだな

と。

 

普通に生きられていた奇跡に感謝をしたのでした。

 

これまでできていたことができなくなってしまい、歩くこと・食べること・仕事をする

こと・会話すること・笑いあうこと・自分の意志でしたいことを、したいようにするこ

と・・あまりに低レベルなことに感謝してるな、と思われてしまいそうですが、日常の

全てが奇跡に感じ、周りにいてくれる全ての人に感謝の気持ちが沸くのです。

 

忙しく過ごす日常の中で、当たり前すぎて忘れてしまったり、感じもしないことかもし

れませんが、私は、忘れてはならないことだと思って、思い出す時間を作っています。

 

私はこの気付きのお陰で、自分の中にブレない軸を持つことができました。

人生一度きりなら、何も身体を壊してまで無理に自分に合わないことを続ける必要はな

い。人の目を気にするのも無駄なことなんだな、と気づきました。

 

続けることで得られるものもあるけれど、身体を壊したということは、自分を大切に

できていない方法で続けてしまっているサインなのだと思っています。

時には自分の心の奥の声に耳を傾けて、方向転換を選択することも、継続することと

同じくらい得られるものがあります!

 

今は、少し無理しているな、と思ったときは、これ病気を再発して、その先の人生が

変わってしまっても後悔しないと思えるほど、自分にとって大切なことなのか?をまず

天秤にかけて判断しています。

 

自分で自分をきちんと見つめてあげる余裕を定期的に持つこと、自分の心の声を聴いて

あげること、自分にとって最も大事なものが何なのかを考えること。

大事なことですね。

 

以上です♪

読んでくださってありがとうございました(*^^*) 

脳脊髄液減少症の原因② ~硬膜の特徴と繋げて考える!何らかの衝撃によって生じるパターンとは~

こんばんは。

くろです♪

本日は、前回から引き続き脳脊髄液減少症の原因についてです。

 

何らかの強い衝撃を受けて生じるパターンとは?

 

前回は原因①として、「腰椎検査・腰椎麻酔・硬膜外麻酔による合併症」と挙げまし

たが、もう一つ、髄液が漏れ出る原因があります。

それが、「何らかの強い衝撃を受けて生じるパターン」です。

 

ここで、また思いだして頂きたいのが、

脊髄は髄膜という膜に守られています。

髄膜は硬膜・くも膜・軟膜の3層からなっていて、髄液はくも膜という膜の中を満たし

て存在し、腰まで続く脊髄を守ってくれています。

そして、神経がたくさん集まっているところです!ということです。

 

・ー番外側が硬膜・・・頭蓋内面の骨膜と密着している・とても強靭な膜

・真ん中がくも膜・・・硬膜と軟膜をつなぐ・髄液で満たされている空間 

・一番内側が軟膜・・・脊髄と脳の表面に密着している

 

今回も、これを頭に置いてすすめていきます。

 

なんらかの強い衝撃って、どんな衝撃?

 

「なんらかの」ってかなりざっくりしていますね。

それでは、一つずつ挙げていきます。

主に、一般的に書かれている代表的なものとしては、

 

出産

→ 出産時の強いいきみによって脳脊髄圧が上昇し、硬膜に負荷がかかり、負荷に耐え

  きれずどこかの部位の硬膜が破れ、髄液が漏れる。

 

咳・くしゃみ

→ 出産と同じ理由で発症してしまうことがあります。

 

しりもちをついた

→ 脊髄は腰の辺りまで続いていますので、しりもちをついた衝撃で強打し、ダメージ     

  を受け、硬膜が破れ髄液が漏れる。  

  しりもちをつかなくても、転倒や、高いところから転落したりする衝撃も含まれま  

  す。  

  衝撃は強いものから弱いものまで、少しの衝撃でも破れてしまうことがあります。

 

ひねり運動

→ ストレッチ・ゴルフ・テニス等、腰をひねることで負荷になり、硬膜が破れ、髄液

  が漏れる。

  整体等もきっかけになってしまうこともあります。

 

交通事故

→ 交通事故による頸椎捻挫による発症です。

  頸椎捻挫とは、いわゆる むち打ち です。

  むち打ちの状態になると、首の急激な屈伸によって、一時的でも部分的に脳脊髄圧

  が異常に上昇してしまいます。そして、硬膜の脆弱な部分が破れてしまい、髄液が

  漏れてしまう

  今社会で取り上げられているこの病気の問題としては、この症例が一番多いのでは  

  ないでしょうか。

 

原因不明

→ これも多いです。

  私の勝手な考えですが、いつもの生活の中で、記憶にも残らないようなレベルの

  何らかのきっかけがあって、そこにたまたま脱水の状態が重なったりして、発症に

  繋がってしまったりするのかなぁ?とも考えてます。

 

それから、交通事故のところに硬膜の脆弱な部分と書いたのですが、私の中で硬膜につ

いて1つ新たに勉強になったことがあります。

 

硬膜とは、硬いだけのイメージでしたが、首を回したり、背中を丸めたり、伸ばした

り、そういう動きができるように、硬膜もある程度伸展できるようになっている

んですね。

しかし、それが必要以上に伸びてしまうと、その部分が弱くなってしまい容易に裂けた

り、破れたりしてしまうのです。

 

私の中では、ゴムをイメージしています。

確かにビヨヨ~ンと伸びた部分は脆弱だな、と!!!

 

どうやら、そうやって脆弱になった部分は簡単に裂けてしまうそうです(;O;)

そうやって考えると、なるほど、どんな衝撃も繋がってくるなーと思いました。

 

それから、もともと硬膜が普通の人よりも脆弱な体質もあるようです。

 

確実な情報とも言い難い情報なのですが😢

 

研究会でも明確な提示はなく、どのような人がなりやすいのかはまだ分からない、との

お話でしたが、私が受診した病院では、私はそういう体質である可能性もあると伝えら

れました。

 

それを調べるためには、脊髄の検査をしなければならないと言われたので、やっと漏れ

が止まったのに、そんな恐ろしいことはできない(;×◇×)!と思い、精査はせず様子を見

ています。

 

実は身近な原因たち

 

ここまでで、「何らかの衝撃」を挙げてきましたが、どれも身近に潜んでいますよね。

 

どれもこれも、発症後であれば気を付けなくては!と思っても、この病気を念頭におい

て、髄液が漏れてしまう恐れがあるから、ひねり運動は気を付けよう、とはまず考えな

いですもんね。

 

ちなみに、私の場合は原因不明の発症とされています。

 

最初の先生に、「しりもちはついていませんか?転んでないか頑張って思い出して下さ

い!最近少しでも転んだことないですかっ!?」て何度も聞かれましたが、ありません

でした。

 

何度も聞かれるので、そのうち、実は夜勤あけとか意識朦朧の間に転んだんじゃなかろ

うかぁ・・?と思えてくる程でした(´Д`)!

 

でも、他にも考えなければならない要因は、こんなに日常の中に潜んでいるんですよ

ね。正直怖いです。

 

そして、私は発症前、過去に3回追突事故に遭ったことがあります。

 

この病気を診断され、調べると、まず交通事故による脳脊髄液減少症の発症が問題に

なっていると知り、すぐさま伝えました。

 

発症の丁度1年前にされた追突が大きく関与しているのではないかなーと思っているの

ですが、それを原因としてしまうと、後々大変になる予感もして、先生は原因不明とし

ているのではないだろうか・・とひっそり思っています|д゚)

きっと度重なる衝撃で軽度のむち打ちを繰り返し、私の首の硬膜はビヨーンと伸びて

しまっていたのでしょうね。

 

一応、1年も経っているし、それが直接の原因ではないんじゃない?との見解ですが、

年数が経って発症している例も少なくないようなので、このグレーゾーンの中で苦しん

でいる患者様はとても多くいらっしゃるかと思います。

 

本日のMノートのまとめ

 

・硬膜は、硬いだけじゃなく、伸展できる。でも、伸びすぎると弱くなるという特徴

 がある。

 

・外傷による衝撃でダメージを受け、硬膜が破れてしまう

 

・いきみや頸椎捻挫等の要因によって部分的に脳脊髄圧が異常に上昇することで、硬膜 

 が破れてしまう

 

・それらによって発症する裏側には、自覚のない間に硬膜が脆弱になっている部分があ

 るかもしれない、という恐れが潜んでいる。

 

そして、

 

・日常の何気ない動きで発症してしまうこともある、実はとっても身近な病気である

 

以上、何らかの衝撃による髄液漏出の学びでした! 

脳脊髄液減少症の原因① ~腰椎検査・腰椎麻酔・硬膜外麻酔による合併症~

 

こんばんは♪

くろです。

本日は、脳脊髄液減少症の原因についてです。

 

脳脊髄液減少症はなぜ起こる?

 

前回の「脳脊髄液減少症と髄液」の回で出てきたところなのですが、脳脊髄液減少症には、3つの病態が絡んでいます。

 

①脳脊髄液の漏れ

②脳脊髄液の産生量の低下

③脳脊髄液の吸収の亢進

 

の3つです。

 

①脳脊髄液の漏れはなぜ起こる?

 

私もこの、脳脊髄液の漏れによる「脳脊髄液漏出症」と診断されています。

 

原因としては、

 

・髄液検査、腰椎麻酔、硬膜外麻酔による合併症として髄液の漏れが生じるパターン

 

・何らかの強い衝撃を受けて、強靭な硬膜に穴が開いて髄液が漏れるパターン

 

が挙げられます。

今回は、まず、髄液検査、腰椎麻酔、硬膜外麻酔による合併症のパターンについて話していきたいと思います。

 

髄液の検査による合併症で発症する髄液漏出とは?

 

では、これらはなぜ起こるのでしょうか?

まず、髄液の検査は、髄液の性状や髄液の圧を調べる必要がある時に行われます。

脳脊髄液減少症においても、髄液の圧を調べる必要がある時には行われます。

その他には、主に髄膜炎などもそうですね。

 

髄液の検査は、腰椎穿刺(ルンバールとも呼ばれます)といって、腰の辺りから少し太

い針を刺して行う検査です。

ここで思い出して欲しいのが、脊髄は髄膜という膜に守られています。

髄膜は硬膜・くも膜・軟膜の3層からなっていて、髄液はくも膜という膜の中を満たし

て存在し、腰まで続く脊髄を守ってくれています。

そして、神経がたくさん集まっているところです!ということです。

 

これを頭に置いて、考えていきます。

なぜ、腰の辺りを刺すかというと、神経がたくさん集まっているところですので、神経

根障害を避けるため、腰の辺りの神経が少なくなってきているところを刺して検査しま

す。

 

皮膚を刺し、脂肪を超え、硬膜を超え、くも膜まで到達して、髄液の圧を測定したり、

髄液を採取して検査をします。

つまり、針で直接穴を開けているので、検査が終わった後も、針穴から髄液が漏れ出て

しまう恐れがあります

通常は(検査後数時間の安静によって)、必要以上の髄液の漏れはなく自然に穴も塞

がっていきますが、中には脊髄の漏れによって起立性頭痛を始めとする症状が出現する

ことがあります。

(最近では脳脊髄液採取目的の腰椎穿刺の場合、穿刺後の安静臥床が頭痛を予防すると

いう根拠はないそうです・・|д゚))

そもそも、この「脳脊髄液減少症」が発見されたのは、この腰椎穿刺後の頭痛によって

発見されたと言われています!

この場合は、脳脊髄液漏出症と同じく、積極的な補液と安静によって数日で軽快するこ

とが多いです。しかし、中にはかなり長引く例もあるようです

 

腰椎麻酔・硬膜外麻酔による合併症で発症する髄液漏出とは?

 

では、次に腰椎麻酔と硬膜外麻酔による髄液漏出についてです。

 

ポイントとなるのは、やはり先ほどもお話した、

脊髄は髄膜という膜に守られています。

髄膜は硬膜・くも膜・軟膜の3層からなっていて、髄液はくも膜という膜の中を満たし

て存在し、腰まで続く脊髄を守ってくれています。

そして、神経がたくさん集まっているところです!ということです。

 

腰椎麻酔は、主に帝王切開や痔の手術の時などに行われます。

腰椎穿刺と同じく、脊髄を守ってくれている髄液が存在する、くも膜の中まで太い針を

刺します。そして、そこに麻酔の液を注入することで麻酔薬が直接、脊髄に作用し、下

半身麻酔の効果が得られます。

効果発現が早く、強い効果は3時間くらいから消失していきます。

 

硬膜外麻酔は、無痛分娩や大きな術後の疼痛コントロール目的に行われます。

脊髄を守る一番外側の硬膜の外腔に麻酔液を注入して、麻酔の効果を得ます。

硬膜を通過してゆっくりと脊髄に作用していきます。

硬膜外麻酔の最大の利点は、カテーテル留置ができます。カテーテルが留置できると、

麻酔薬の追加もできるし、持続投与が可能になるため、何時間もかかるような無痛分娩

にも利用できたり、手術後の痛みの強い術後3日程度まで留置しておくことで、疼痛コ

トロールができ様々なメリットがあります。

 

腰椎麻酔にカテーテルを留置できないのは、カテーテルを留置するためにはもっと太い

針で刺さなければならなくなるので、その分髄液が漏出するリスクが高くなりますし、

万が一感染を起こした時、髄膜炎等のリスクも考えると、リスクの方が大きいためで

す。

 

というように、この2つの麻酔においても、腰椎麻酔は腰椎穿刺と同じく、直接刺して

いるので、髄液が漏出する。硬膜外麻酔においては、くも膜の外側である硬膜の外腔ま

で穿刺し、麻酔を注入するため、硬膜まで針が奥に進み、結果髄液が漏出してしまう恐

れがある!ということです。

 

ちなみに、腰椎穿刺や腰椎麻酔の合併症として髄液漏出を防ぐことは難しく、通常ある程度は漏れても症状は出現しません。

 

腰椎穿刺後や腰椎麻酔・硬膜外麻酔後の合併症として、髄液漏出に伴う症状が長引くこ

とがあるとお話しましたが、そんな時はブラッドパッチも考慮しなければなりません。

しかし、ブラッドパッチが浸透している限られた病院でなければ、なかなか判断に踏み

切ってもらえないのが実情のようです。

 

ここを訪れて下さっている方々は目にされている方が多いかと思いますが、山王病院の

高橋浩一先生のブログにも、これらの合併症の症状に苦しんでいる方々の声がたくさん

届けられていますね😣

他にも、これらがきっかけで発症し、闘病している多くの方のブログを拝見しました。

 

少しでも早く、全国にこの病気と治療法が浸透して、適切な診断・治療・看護が提供さ

れる日が来るといいなと、つくづく思います。

 

本日Mノートのまとめはなーし♪

以上、腰椎検査・腰椎麻酔・硬膜外麻酔による髄液漏出の学びでした。

 

脳脊髄液減少症と髄液

こんばんは♪

くろです。

御無沙汰しております(+o+)

 

今回は、脳脊髄液減少症を語るには欠かせない「髄液」についてのお話です。

 

髄液ってどんな液?

 

みなさんは髄液という言葉を聞いたことがありますか?

髄液とは、脳脊髄液という液体です。

そして、私たちが生きるために、とても大事な役割を担ってくれています。

では、本日はそんな髄液を少し砕いて紹介してみます。

 

正式名:脳脊髄液

通称名:髄液

色:無色透明

性質:弱アルカリ性

原料:血液(血液を濾過して作られる)

生産地:脳室内の脈絡叢

生産量:1日に500ml程度

所在地:脳室という空間をいくつか経由して、

    脳から脊髄にかけて循環し、くも膜顆粒を介して静脈血中に吸収される

   循環量は140~150ml(脳室内20~30ml、くも膜下腔120ml)

   脳と脊髄は髄膜という三層からなる組織に包まれていて、浮いています。

 

     ・ー番外側が硬膜・・・頭蓋内面の骨膜と密着している・とても強靭な膜!

     ・真ん中がくも膜・・・硬膜と軟膜をつなぐ・髄液で満たされている空間 

     ・一番内側が軟膜・・・脊髄と脳の表面に密着している

 

 これが、髄液の正体です!

専門的な言葉も出てきて、少し小難しく感じてしまうかもしれませんが、ごめんなさい

(+o+)

赤字で書きましたが、本来、硬膜は強靭な膜なので、手術でもなく自然に穴が開くとい

うことは、よほどないようです。

なのになぜ穴が開いたのか・・?身体は不思議です・・。

 

脳と脊髄って?

 

先ほど、髄液の役割の①に「脳と脊髄を守ること」挙げましたが、では大事に大事に

守ってもらっている脳と脊髄はどんな存在なのでしょうか?

 きっと、なんとなく大事なところという認識はあるかと思います。

 

脳と脊髄はどこにある?

 

脳は頭の中にあります。そして、脊髄は脳から腰のあたりまで繋がっていて、背骨の中

に存在しています。

 

脳と脊髄の役割とは?

 

人間は、眼で見たり、手で触ったり、耳で聞いたりして、刻一刻と色んな情報を得ます。

その情報を脳などに伝えて判断し、手足など全身に指令を出し、行動を起こします。

そして、これらの情報を判断して指令を出す役割を脳と脊髄が受け持っています。

脳や脊髄には多くの神経細胞が集まっていて、高度な情報処理を行っています。

 

つまり、髄液が減ると何が起こるの?

 

つまり、髄液が減ってしまうと、上に述べた繊細で高度な働きに支障が出てきてしまう

ということです!

 

①脳と脊髄を守る→守ることができなくなる


②中枢神経系の保護や機能の維持→保護や維持ができなくなる

 

③栄養物質の輸送→輸送できなくなる

 

④老廃物の排泄→排泄できなくなる

 

脳と脊髄はあらゆる神経が集まっていて、全身に影響を及ぼすところなので、これらの

働きに支障がでることで、全身に症状が出現するのです。

そして、これが脳脊髄液減少症の辛いところです。

 

1) – 4) は痛み、5) – 15) は脳神経の症状、16) 17) は運動の症状、18) – 22) はメンタル面の症状、23) – 29) は自律神経の症状、30) は免疫系の異常としてまとめることが出来ます。まだ分からない事の多い病気で、ここに挙げた以外の症状もあるかもしれません。
1) 頚部痛
2) 背部痛
3) 腰痛
4) 全身の痛み(線維筋痛症
5) めまい
6) 耳鳴り
7) 聴覚過敏
8) 眼痛
9) 目のかすみ
10) 目の焦点が合わない
11) 視力低下
12) 複視
13) 光過敏
14) 味覚障害
15) 嗅覚障害
16) 筋力低下(握力低下)
17) 歩行障害
18) 全身倦怠感(慢性疲労症候群
19) 記銘力低下
20) 集中力低下
21) 不眠
22) 気分の落ち込み(鬱)
23) 下痢(水のような下痢)
24) 便秘
25) 失禁
26) リビドーの低下
27) 体温調節異常
28) 異常な発汗
29) 血圧異常(起立性調節障害
30) 免疫異常(食物アレルギー、花粉症など)
 
http://www.aoikai.jp/kashiwatanaka/patient/gairai/gairai05/

 

本日のMノートのまとめ

 

髄液を復習してみて、私自身のPOINTとしては

①髄液は血液を濾過して作られる

 当たり前の感覚かもしれないけど、血液から作られるから、まずその血液の源になる

 水分が大切になる。

 そして、「積極的な水分摂取・補液が必要である」につながる。

 自身の経験からは、1日の最低水分摂取量の明確な指示がなく、

       

        まぁ、いつもより多めに飲んでおいて下さい~

 

 だったので、多めって人によって全然違うけど・・ってすごく困りました。

 一応ガイドラインでは補液または追加摂取で1000ml~2000mlと記載され  

 ています。

 水分摂取量は急性期と慢性期ではまた少し異なってくるかと思いますが、共通して重

 要であることは違いありません。

 私も、発症早期に補液量によってかなり症状に変化が生じ、身を持って水分摂取

 の重要性を感じました。

 

そのため看護としては、

 

 水分摂取はすすんでいるか?を観察することが重要です

 

 治療に必要なこととはいえ、意外と1日1000ml以上の水分摂取は大変なもので

 した。髄液が漏れているからといって、喉が異様に乾くということもありません  

 し、むしろ安静臥床により動くことがないので喉は乾きませんでした。

 

 ベースが自立している患者様や若い年代の患者様は、ある程度コンプライアンスもい

 いので、看護師的に「大丈夫だろう、守れているだろう」と判断して、関わりも薄い

 ものになりがちになることがあると思います。

 治療も安静臥床と水分摂取がメインになるので、訪室頻度も少ないかな・・と思いま

 す。

 

    しかし、一言でも水分摂取の苦労を分かち合ってもらえたり、声をかけてもらえ

 るだけでも、頑張ろうと思えたり、ちゃんと見てくれているんだという安心感につな

 がります。

 

髄液は産生と吸収を繰り返している

 そのため、脳脊髄液減少症においては、髄液の漏出・髄液の産生量の低下・髄液の吸 

 収亢進の3通りの機序が考えられるという病態の理解になる。

 

脳と脊髄には全身をコントロールする多くの神経細胞が集中しているため、全身にあ

 らゆる症状が出現する

 これまでにも書いてきた通り、この病気の症状は頭痛だけでなく、全身に症状が出現

 します。「また言ってるよ~」って不定愁訴だと聞き流さないで、

 

全身に症状が出現する!という視点を持って、全身症状を結び付けて観察するということが重要です

 

以上、髄液の学びでしたー!